忘れていた記憶を掘り出したら、思いがけない出会いがあった。
高校の時のことを私はもうほとんど覚えていないのだけど、必死に思い返すと、連鎖反応で思い出してくる。
ぐるぐる回り道したことも、私が忘れていたとしても私のルーツになってる。
今日のテキスタイルプロダクト論は思ってた以上に面白かったです。
いま読んでいる本も含め、デザインの原形、物の本質、というこに興味があって、d+の商品写真を見ていた時はその系統ではないと思っていました。
けど、名児耶先生の話を聞いてみると、コンセプトは同じだと感じました。
d+は様々なデザイナーからの発信ということもあり、多少あてはまらないところもあると思うけど。
私もシンプルな最小限のデザインのものは好きです。
でも世の中にこうもプロダクトとしての良さが最小限のディティール要素になってくると反発したいような気持ちにもなってくるから不思議。
無駄なディティールのデザインがあったって生活がそれで楽しくなるならいいじゃない、と。
そんな気持ちになってしまったので、明日のサーフェス課題が煮え切らない形になってきた気がします。
気分が乗らないと作業も乗らないAB型。
自分に正直なデザインがしたい。
砂口さんの声と話し方が好きだった。
でも声を聞いて、既視感を覚えたのは何故だろうと、話を聞いている間ずっと考えていました。
考えるよりは記憶の掘り出し作業をしていて、砂口さんの話し方からどんどん記憶の糸を辿ってたどり着いたのは高校時代でした。
2003年の春から半年だけ通った船橋美術学院。
私にとっては色々と思い出すと苦しい時代なのでしたが、砂口さんとそこで少しだけ関わっていました。
教え子のひとりとして。
師事していた人は幾つになっても、自分がその人の年を超えても高い存在だなぁと思います。
私は思い出すのに随分時間がかかったのだけど砂口さんは何となく顔を覚えて下さっていたみたい。聞いてみたら、やっぱり!と言われました。
自分のことで視野がいっぱいになってしまってよくない!
もっともっと広い視野で過ごさないとと思います。
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