この間、染め専攻の子と織専攻の子とゆっくり話をする機会があって、
ただただ自分の専攻と言っても、教授だったりその部屋のカラーというよりはスタンスがあり、学校で制作に踏み込んだ話をしない私にとってこの機会に多方向からの意見を聞けとても参考になった。もやもやが少し解消した。
学校でもっと話せればいいのだけど、制作すること、するものについて踏み込んだ話が苦手。というのは、制作はすごく自分の内面が見えてきて、自分の中身をさらけだす作業だから、それについて人に意見を求めること、方向性を伺うことが、苦手なのです。
要するには自分に踏み込んだ話をできる人がいないということなのかもしれないけど。
サーフェスにおいては、
自分の表現したいもの、その完成度、だけでは成り立たなくて、人に受け入れられることも大事な要素であると認識している。「サーフェスデザイン」だから自己満足だけだはなりたたない。自己表現とデザイン性とその兼ね合いが難しい。
悩んでいたのは、自分の表現したいものに強さがないことで、こう表現したいというのはたくさんあってもがつんと強い思いが乗ってないことだった。
2年生のとき悩んでいたのも染めで自分の表現というものがわからなかったからだということに最近気づいた。アーティストにはなれない自分の底の浅さ。
前回のアイディア講評会でもわかっていたけれど、
大体多くの人はまず自分の表現したい世界(絵)があって、それから布にどうするって話だったけど、
私の場合はこういう技法でこういうことを表現したい、そのために図はどうするか
って逆の流れだった。だから表現が堅くてもっと自己を表現しろってことを言われてた。
もちろん底を深くすることは大事で、その為にもっとたくさん手を動かすことは必要、だけど、その技法から入るそういう考え方もわかるよってその時言ってくれて、とても嬉しかった。自分の方向性はこれでもいいじゃないかって思えた。完成度や表現力はおいといて。
自分のしたいこと、向いていること合わせて土俵を考えたときに、
就職活動でもうきっぱりアパレルを受けるのはよそうと思った。
6月は結果待ちの小休止状態が多かったのも合って
最近エントリーを新たにすることはなかったけど、5月にしたアパレルの審査の案内メールは来てて、でも気が乗らなかった。
まだ10社ちょっとしか受けていなかったのでそれが不安で幅広く視野を広げていたけど卒制のことを考えると、これから本当にやりたいことに絞り込んでいこうと思う。時間を有効に使わないとこれからもっと厳しくなると思った。
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